無垢な目で観る「今この瞬間」の真実の世界

先日、私と一緒にクリスマスの絵本を読んでいた娘が、ふと「イエスさまってだあれ?」と訊きました。「うーんとね、すごく昔に生きていた人で、神さまの目で世界を見ることができたひと。大切なことを、たくさんの人に伝えようとしたの。」美しい絵と歌うような文章に彩られたその絵本に心を奪われていた私は、半分夢見心地のまま、そう答えました。娘は、「ふうん。」としばらく思いを巡らせたあと、「神さまの目から見た世界って、どんなふうかなあ。」と言いました。

私が「そうだねえ・・・、神さまの目から見たら、あなたやママは、どんなふうに見えるのかしらね。」と言うと、娘は「神さまは優しいから、きっと、ママのこともあたしのことも、とってもいい子だねって言うね。・・・神さまはきっと、みんなのことが大好きで、みんな自由に好きなようにしていいんだよって言うと思うの・・・。だから、神さまの目から見たら世界は自由できれいで、幼稚園ですぐ怒られちゃういたずらな男の子も、神さまの目から見たら、悪い子じゃなくて・・・。」と、考え考え言いました。

私はふと思いついて、「あなたは、神さまって、なんだか知ってる?」と訊いてみました。すると娘は、「しってるよ。あたしの神さまは、3人いるの。お空の上に男の神さまがひとりと、地面の下におじいさんの神さまがひとりと、あたしの中にきれいな女の神さまがひとり。」と即答しました。
私は、彼女の具体的なイメージに驚き、「なにかの絵本で読んだっけ?」と訊きました。「ううん、読んでないよ。あたし、気がついたら神さまってそうなんだって知ってたの」と娘は言い、しばらく真剣な表情で黙り込んだあと、「あたしの中にこのきれいな神さまがいるってことは・・・あたしの目は、神さまの目なんじゃない・・・?・・・そっか、神さまは、あたしが見るように世界を見てるんだね、ママ!」と、晴れやかな笑顔で言いました。私は胸を打たれ、思わず娘を抱きしめました。

娘と一緒にいると、彼女が私よりもはるかにプレゼンスに在ることを感じます。彼女がプレゼンスから世界を見るなら、それは確かに神の目で、少なくとも神と一緒に、見ているのでしょう。「それなら彼女は、この私のことも、神の目で見てくれているのだ」と、このとき不思議な感動と共に感じました。それは、彼女が私に与えてくれる、これ以上ないプレゼンスの贈り物でした。そして、「私は、娘が私にしてくれるようにできているだろうか。」と自問しました。

神さまが見るように、娘を見たい。彼女と一緒に、プレゼンスでいまここに存在したい。私の娘として生まれてくれたこの魂と共に、過去も未来も投影せずに、「今この瞬間」の真実の世界を、あるがままに体験したい。プレゼンスに在りたいという私の切望は、日々の中で、こうしてますます強くなります。
食事のときも掃除のときも買い物のときも、見るもの聞くものすべてが、私がプレゼンスに在れるように手を差し伸べてくれていることを感じます。
その一瞬一瞬のチャンスを少しでも多く受け取り、プレゼンスに定住できるよう、レナードさんの教えのツーステップを続けています。

プレゼンスの真実に感謝をこめて。(30代 女性)