夫の病気とマスターレナードとの出会い

  • 今から約3年前に、はじめてレナードさんの『「今この瞬間」への旅』など3冊の著書を読みました。私と主人は、長い間瞑想をしてきました。何人かの師についたこともありましたが、真理に関して納得のいく説明のできる師はいませんでした。レナードさんの著書を読んだ時、その内容がピタリときました。

    私と主人は、レナードさんが日本でリトリートなどの指導を行っていると知り、ぜひレナードさんに会ってみたいと思いました。しかし、主人が病気で体が不自由な為、外出するのが大変で、リトリートへ参加するのを躊躇していました。

    約10年前、主人は、手足の自由が利かなくなり、病院で頸椎狭窄症と診断されました。しかも、かなりの重症ということでした。医師には、絶対安静で、すぐに手術が必要だと言われました。そして、手術をしても3割しか回復しないというようなことを言われました。その時、もうひとつパーキンソン病を併発していると言われました。私は、ショックで頭が真っ白になりました。何とか平静を装い、家に辿り着きましたが、ショックで手が震えていました。

    手術は成功し、リハビリに入り、頸椎狭窄症が原因で引きずっていた足は徐々に回復し、動くようにもなってきました。しかし、後遺症も残り、また、パーキンソン病の症状も重なり、手や足は、健康な時のような細かい動きがはできませんでしたので、常に介護が必要でした。パーキンソン病というのは、脳神経の病気で、脳内のドーパミンが減少して、自律神経や体のいろいろな部分に影響し、震えや筋肉のこわばりなどの諸症状が出ます。現在、完治させる薬はありません。医師が患者に処方する薬は、足りなくなるドーパミンを補う薬などです。薬を使うとはじめのうちは良く効きますが、時間が経つにつれ効力が無くなり、強い副作用もあります。

    主人は、とても特殊な体質で、薬などにとても弱く、すぐに体に反応が出ます。首の手術の後入院している時、夜よく眠れないので一番軽い睡眠薬を出してもらい、それを半錠飲んだところ激しい幻覚を見ました。主人は、薬を飲んで浅い睡眠が取れたと思ったら、急に気分が悪くなり目が覚めました。主人が病室を見回すと、カーテンはサイケデリック模様になっており、部屋の中央の天井にはディスコにあるようなミラーボールが回り、部屋を明るく照らしていたようです。また、手術後、手術した首が痛くてどうしようもなかったので、筋肉を柔らかくする薬を注射してもらいました。すると、少ししてから心臓が苦しくなり、死にそうになりました。私は、主人からその話を聞いて、パーキンソンの病の薬はできるだけ使わない方が良いのではないかと思いました。主人も同じ考えでした。そこで、病気が進行しないように、体操と歩行訓練と瞑想(自律神経の安定に良い)に頼ることにしました。2年ぐらい前から、自然療法として有効なムクナ豆(昔からインドなどで使用されている)を服用し始めました。(主人に合っていました)

    東日本大震災が来る以前は、近くの運動公園で30分ぐらい、段差の多い場所や階段なども私の補助なしに歩くことができました。しかし、大震災後は、公園もその被害を受け、立ち入り禁止になってしまい、また、余震もひどく、体の不自由な主人には危険と思われたので、家の周囲を15分ぐらい歩く程度になりました。運動量が減るに比例して、体の方も不自由さが増してきました。最近の状態は(リトリートへ参加する前)、体の動きも悪くなり、散歩も5~10分私の肩を借りて歩く程度でした(一人では、立っていられない)。家の中の平坦な場所でもよく転び、ケガばかりしていました。段差があるところでは、段差を越えられず立ち往生してしまい、私が引き上げるのですが、体が硬直してしまい全く動けませんでした。階段でも登る途中で立ち止まってしまい、にっちもさっちもいかなくなり、階段から転げ落ちるのではないかとヒヤヒヤでした。毎日の生活も、私の介護がなければ何もできませんでした。歯を磨くのも、顔を洗うのも、食事をするのも…。

    昨年9月に主人の体と心を前進させたく、レナードさんの東京公演へ車椅子に乗って参加しました。すると、奇跡が起きました。レナードさんに会う以前には、家の中で何度も転んでケガばかりしていたのに、レナードさんと出会って以来、今に至るまで一度も転んでいません。足に力が入り、しっかりした感じです。家の中の段差で立ち往生することもなくなり、階段で立ち止まり落下する危険もなくなりました。手も以前より動かしやすくなりました。その他の身体的症状や心の状態も良い方向に向かい始めました。私にとっては、まさに奇跡でした。本当に悟った師というのは、表だって病気治しをやらなくても、師の内面から溢れ出る愛のエネルギーによって人を癒やすのだな…と思いました。

    最近、インターネットで知ったことですが、東北大学の調査研究によれば、治療をしなければ(薬を飲まなければ)、発病から10年程度で80%死亡する…ということです。主人は、死んでいてもおかしくないということになります。主人がなぜ寝たきりでもなく、死んでもいないのかというと、やはり瞑想の力と自然療法(ムクナ豆)が主人には合っていたのだと思います。それに加えて、レナードさんの愛のエネルギーの力が大きいのだと思います。

    次回のリトリートに参加し、より深いプレゼンスを体験し、心身共に変容、進歩をしたいと思っています。
    (49才 女性 I・Y)