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スペシャルインタビュー 「聖なる予言」翻訳者山川亜希子さん

あの「聖なる予言」の翻訳家、山川亜希子さんに清里リトリートの感想をお伺いしました。




質問山川さんが、レナードの清里リトリートに参加されたきっかけを教えてください。

山川亜希子さん 2016春清里リトリートにて

 私は精神世界関連の書籍を、すでに70冊以上は翻訳しているのですが、それらの本の中に、必ずと言って良いほど「いまここ」についての記述があります。「意識がいまここに集中してマインドが動かない時は、全てが先まで見えるような感じ」ということが書いてあったり、「いまここに集中し、思考に邪魔されてはいけない」という表現だったり。レナード氏はそれらをプレゼンスと呼んでいて、プレゼンスの状態になるにはどうしたら良いかを著書の中でとても明快に説明されています。私は仕事柄、本のエネルギーに敏感なのですが、レナード氏の本は私にとってとてもクリアーで心地よいものでした。
 5年位前のことですが、瞑想中に心が鏡のようになり、不動の絶対平和・深い静寂状態を体験した事があります。振り返ってみればあれが初めて私の中に芽生えたプレゼンスの感覚だったと思います。それ以来、日常生活の中では相変わらずマインドも感情も動きますが、その鏡がつねに自分の奥底にあることを思い出すと、ああ、今は心が波立っているけれど、大丈夫だ、と思えるようになってきました。それを繰り返し意識しているうちに、波立つことも少なくなってきています。そんな体験があったので、もしタイミングが会えばレナード氏のリトリートにぜひ参加したいと思っていました。


質問なるほど、ご自身の中にプレゼンスの感覚があったのですね。
他のセミナーと比較してレナードのリトリートをどう感じられましたか。

山川亜希子さん 2016春清里リトリートにて

 私がスピリチュアルな世界に入ったのは、ちょっと遅めのデビューで40歳の時です。
 「気づきのセミナー」という、もともとはアメリカでベトナム戦争からの帰還兵を立ち直らせるためのもので、戦争で体験した恐怖や抑圧した感情を解放し、自由にするために開発されたと聞いています。私はそこで特別な体験をして、それから1カ月ほど至高体験が続き、スピリチュアルな世界に目覚めました。そこで行っていることは、自分自身を見たり、自分で自分につけてしまった制限をはずすことなのですが、レナード氏のリトリートでも、レナード氏が参加者を自分のそばに呼んで、「母親がこんな事をあなたに言ったのでは?」とか「あなたは何歳の時にこう思ったのでは?」などと質問するシーンがありました。抵抗してなかなかそれを認められない人も、ハッと気づいて涙を流し、そこから解放される人も、それぞれに意味があるのだなと思ってその時はただ興味深く見ていましたが、私はこれこそが私たちが一番自由になり、自分の本当のパワーを得てプレゼンスにいられるようになるための最も大切なプロセスだと思っています。
 このプロセスでは、特に親との葛藤が出てくる事が多いです。私たちは親から色々な事を学んで成長していくわけですが、そこで伝えられるのは「あなたは可能性に満ちている」「どんな人にもなれる」などの拡大していくメッセージよりも、「そんなことをしてはダメ」「危ない」「どうしてできないんだ」など、制限をかけるメッセージが多いです。親は自分の親にもそのように言われてきたし、子供のために良かれと思ってやっているわけですが。特に日本人は子供を自分の分身のように思う傾向があるので、このコントロールは強いと思います。その結果、子供は成人しても、親から受け取った考えに即して生きるようになってしまうのです。上手くいきそうになるとやめてしまったりとか。酷い場合には病気になることさえあります。レナード氏はそこにポイントを置いて、そこから解放されれば、先の事を心配したり、過去を悔やんだりしなくなり、もっといまここで生きられるようになるよ、ということを教えているんだなと思います。


質問リトリートで最も印象的なセッションは何でしたか。
書籍では得られないものはありましたか。

2016春清里リトリートにて いまここ

 私はレナード氏の専売特許だと勝手に思っているのですが、リトリート中に「お花と一緒になってプレゼンスにいる」という機会が頻繁にあります。これは頭を空っぽにするということがどういうことなのかを実体験するための、とても効率的な方法だと思います。初めての参加者の方は、初めは何を言われているのか、何をやっているのかもわからない状態ですが、リトリートの最終日にはすっとお花と一緒にいることができて、それはそれはお見事でした。だから書籍では掴めないプレゼンスの感覚を体験する上で、リトリートは自信をもっておすすめできます。何よりもレナード氏がそこにいることが大きいですが、何度も参加してプレゼンスへの意識の高い方が集まっているので、初心者の方が知らず知らずに影響されて深いプレゼンスに入っていける、とても集中しやすい特別な空間になっていると思います。清里リトリートの場合は、さらに大自然にも助けてもらえます。家や職場はリトリートのような特別な空間ではないので、同じようにというわけにはいかないと思いますが、一度でもプレゼンスの感覚を体験すると、前よりずっと集中しやすくなると思います。それがリトリートで得られる一番のギフトではないかと思います。


質問確かに、プレゼンスはこんなに簡単な事だったのかと驚く方も少なくないようです。

山川亜希子さん 2016春清里リトリートにて

 もうひとつ、参加者の方で気づいていない方も少なくないと思うのですが、レナード氏のプログラムでは、音楽に合わせて身体を動かすことが何回かあります。私も毎月、スピリットダンスという会を主催しているので、その効果を実感しているのですが、自分の中にある滞ったエネルギーを発散するために、ダンスは最もスピーディーな方法のひとつだと思います。停滞したエネルギーを動かすのに、座ったまま集中しても、頭の方にエネルギーがいくばかりで、いくらプレゼンスにいようとしても、なかなか難しいのです。親との葛藤などは停滞したエネルギーなのですが、体を動かしていくとなんだか知らないうちに楽になっていくことがあります。座ったままだと頭の方にエネルギーがいっちゃうので多分そのことをご存知でレナード氏も指示を出されいると思います。不必要な滞った所に気を通すという働きがあるんじゃないでしょうか。踊っている時ってプレゼンスなのです。頭がだんだん空っぽになっていって…。
 それはクリエイティビティーというものにも関係していると思います。ダンサーに限らず、画家やミュージシャンなどのアーチストと呼ばれる人達は、自分より大きなものから受け取ったものの表現でない限り、ほとんど意味がない事を知っている人が多いです。自分の小さな思考でつくったものはたいしたパワーを持たないと言いかえても良いですね。優れたアーチストはそれを知っているから、滞った気を持っていることは非常に少ないし、常に大宇宙と気が循環しているような感覚を持っています。ただ、ダンサーといっても振り付けのあるダンスを一所懸命踊っている段階ではダメで、テクニカルな部分は身につけて、それを突き抜けて自分以上になったものが本物のダンサーになると。でも、素人が踊る分には人に見せるためにやっているわけではないので、好きなように体を動かせば良いのです。


質問あのダンスの時間にはそのような効果があったのですね。
教師としてのレナードご自身についてはどう思われましたか。

山川亜希子さん 2016春清里リトリートにて

 スピリチュアルもいまは多様性の時代だと思います。私も主人とともに真のスピリチュアルを追究して30年間、翻訳を中心に活動してきたのですが、気がついたら色々な事を言う方が現れてきました。非二元とか引き寄せの法則とか、成功法則とか、スピリチュアルと呼んで良いかわからないけれどサクセスコーチとか、成功哲学のようなものまでいっぱいあります。私の感覚では、レナード氏は自分自身を知り、人間の本質は何かということに立ち戻る王道を伝えている方だと思います。すぐに成功しますといった派手な宣伝やパフォーマンスはないけれど、人が本来の自分に立ち戻った時に、途方もないパワーが出て、「いまここ」に生きられるようになった時にはもう何も恐れるものはないんだよ、という基本的なものを教えている。それは、私が歩んでいる道でもあります。
 レナード氏は「いまここ」を追究していけば、最後には無の世界に行き着くと言っています。ということはちゃんとプロセスがある。非二元の教えでいきなり無になれと言うことがあるのですが、一足飛びだと自分には無理だと終わってしまいます。だけどプロセスが大事だよ。そこに行くまでにまずは「いまここをこのようにやっていけばいい」と、とても着実な方法を教えてくださる。レナード氏の教えは誰にでも入れるけれど、奥がとても深いものだと思います。3日目に行った「プレゼンスウォーク」では、意識が変わることで、いつものお散歩が、とても美しく、特別なものになる感覚を味わいました。それはほとんどの参加者が感じられたことと思います。


質問とても入りやすく、リアリティーを感じることもできる。
しかし、果てが見えない教えですね。同感です。
最後に今後の参加を検討している方にメッセージがあったらお願いします。

山川亜希子さんと今西礼子

 清里リトリートは期待していた以上に素晴らしい時間でした。本当に根源に触れるワークだったと思います。レナード氏はプレゼンスにいること、そして、過去の感情を再体験してそれを受け入れることによって、それから自由になり、本来の自分に戻って行くという最も本質的な学びの方法を本当に真剣に教えていらっしゃるのだと思いました。リトリートの3日間は、レナード氏の思いやエネルギーをうけとめ、自分についての発見もあり、本当に全てが仕組まれているようなプロセスを体験しました。もっと多くの方に、このような本質に根ざしたワークを受けていただきたいと願っています。このような素晴らしい機会をくださったレナード氏と主催者の今西礼子さんに心より感謝いたします。

山川亜希子 プロフィール
翻訳家。1943年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。夫・紘矢とともに海外生活を体験。外資系会社勤務の経験も。夫の退官後、ともに翻訳の仕事を始める。夫である山川紘矢との共訳に『アルケミスト』(パウロ・コエーリョ著、角川文庫)、『聖なる予言』 (ジェームズ・レッドフィールド著、角川文庫)、『カミーノ―魂の旅路』(シャーリー・マクレーン著、飛鳥新社)、『心を癒すワイス博士の過去生退行瞑想』(PHP研究所)など多数。

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